パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークなど
世界各国で開催されるファッションコレクションの中で
近年よく目にするのがアジアのブランドです。
ブランド名が特徴的でなんとなくアジアっぽいと分かるので
聞き馴染みのある方もいるかもしれません。
今回は、そんなアジアのブランドだけでなく
海外を拠点に活躍してるアジア人デザイナーに焦点を当て
新進気鋭のブランド紹介します!
![](https://tkblog135.com/wp-content/uploads/2023/02/admin-ajax.jpeg)
ブランドの読み方が調べても出てこないもの、Google翻訳のあってるのか分からないものがあるので、分かり次第追記します。
JUHJUNG
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韓国ソウル出身のデザイナーjuhyung jungが
ミラノを拠点に23FWに発表したコンテンポラリーメンズブランド
【JUNJUNG】
空虚な空間の美しさと空白のキャンバスの無限の可能性から
インスピレーションを引き出すことで
目に見えないものの背後にある感情を呼び起こす事を目指しています。
junjungは堅実なテーラリング、遊び心あるプロポーション
さらに機能性までも組み込んだ服に、命を吹き込むことで
uninhibited sensibility(抑えられない感性)を通して
世界を体験することを提案するブランドです。
1stシーズンのテーマは「wrongly captured」
直訳すると「誤って捉えられた」になります。
現在のファッションシーンで間違った意味で囚われているものが
普通の要素と秘められた可能性を再解釈することで
正しいもの、本来の意味であるものへと昇華したコレクションでした。
woojun jang
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woojun jangのデザイナー「ウジュン」は
(セントラルセントマーチンズ:CSM)の卒業生で
CSMの修士学生たちが行うmafcsmにてコレクションを発表し、注目を集めました。
在学中、自身のブランドを20SSでスタートさせていますが
本格的にスタートしたのは23FWからです。
服を作る時間と手間は、消費者が服を長く着用、所持している時間に比例すると思います。
ファストファッション以外のデザイナーズブランドは消費者との絆だけでなく
職人の技術、生産方法が労働の価値や服作りに費やした時間を再認識する機会になったからです。
このようなスローファッションはファストファッションの物議をかもしている問題を解決する影響力の要素だと思います。
そのため今後の作品も、工夫を込め、服を開発し、作っていきます。
instagram:clickerme引用
![](https://tkblog135.com/wp-content/uploads/2023/03/スクリーンショット-2023-03-08-14.19.37-536x1024.png)
![](https://tkblog135.com/wp-content/uploads/2023/03/スクリーンショット-2023-03-08-14.20.46-508x1024.png)
自身でスローファッションと語る裏側には圧倒的な職人技が隠れています。
ランウェイの1人目が着ていて印象的だった、サボテンの様な凹凸があるデザインは
今シーズン複数のブランドで見られており、特別目新しいものではありませんが
woojunは全て手縫いで作成されているなど、細部にかける熱量や技術はすでに確立されています。
ランウェイ、コレクションとしての完成度はまだまだですが
現在のファッションシーンに真っ向から対抗する意思が面白く今回ピックアップしました。
アメリカ・マサチューセッツ州を拠点にした、これからの活動が楽しみです。
wenjue lu
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デザイナーのWenjue luは、それぞれの手作業で作られた
個別のアートワークとして扱うことを好むそうで
その美しい伝統的な手工芸品を広めるきっかけとして、2020年に自身の名前を冠した
【wenjue lu(ウェンジュエ ルー )】をスタートしました。
北京生まれのwenjueは
パーソンズ美術大学(パーソンズ スクールオブ デザイン)
で学び、学士号を取得し、実践に基づいたデザインとクラフトを主張する彼女は
自然に色付けされた生地、特に白のさまざまな風合い、色合い、質感など
あくまで人工的に作られたもの以外に焦点を当て、
その過程で生まれた自身の人生哲学を織り交ぜた作品を
服に落とし込むことで、どこか民族的でユニークなアイテムを展開します。
自身の作品を機械的に複製することを気嫌いし
あくまで作品、アートワークとして扱うことを望むそうで
インスタや様々なファッションメディアを見ても
特徴的でダークな雰囲気を醸し出しています。
![](https://tkblog135.com/wp-content/uploads/2023/02/admin-ajax.jpeg)
ダークな雰囲気でも全てのアイテムがナチュラルな要素を持っているので、より奇妙な雰囲気に見える世界観に引き込まれます。
![](https://tkblog135.com/wp-content/uploads/2023/03/スクリーンショット-2023-03-09-9.18.19.png)
![](https://tkblog135.com/wp-content/uploads/2023/03/スクリーンショット-2023-03-09-9.18.38.png)
wenjueの代表的なデザインは「刺し子」です。
日本に古くから伝わる伝統的な刺繍ですが、それをwenjueの思い描く作品と
ミックスしたクリエイションに一際魅了されます。
dover street marketやnet-a-porter chinaなどで取り扱いもあるそうなので
ぜひチェックしてください!
Fax copy express
![](https://tkblog135.com/wp-content/uploads/2023/03/スクリーンショット-2023-03-08-14.40.57-1024x872.png)
デザイナーLia Liao(リア・リャオ)とNick Wang(ニック・ワン)が
2020年に中国で設立したブランド【Fax copy express】
「スローファッション、実用性、汎用性」をテーマに
ジェンダーに囚われないデザインとフィット感あるシルエットを持つアイテムを展開します。
様々なトレンドやキーとなる要素を取り入れ、独自の美学と融合することを得意としています。
アイテムは定番なものが多いですが、正確なカッティングを用いたり
クラシックなシルエットに遊び心がプラスされているものなど
テーラリングと斬新な発想を組み合わせることで
都会的でグランジな感覚をセンスあふれる定番アイテムに昇華させています。
日本でもすでに取り扱いが始まり、服好きの間では
着用している方も増えてきました。
クラシックを少し着崩したようなスタイリングが多いので
今のファッションシーンともマッチし、さらに盛り上がっていくと思います。
まとめ
今回はアジア人デザイナーが立ち上げた新進気鋭のブランドを4選ご紹介しました!
アジアの有名ブランド(日本以外)
- wooyougmi
- feng chen wang
- kimhekim
- we11done
- kusikohc
など数々のアジアブランドが出てきたことで
近年アジアが注目され始めていますが
意外と知らないブランドもあったと思います。
すでに注目されているブランド、これから注目されそうなブランドなど
様々あるので、ぜひ調べてみてください。
意外とクセになる名前が多いので調べるのも楽しめると思います。
今後もブランド紹介していくのでぜひチェックしてください!
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