23AWの「KYOU」は遥かにアップデート。新鋭ブランドが見せる2ndシーズンのクリエイションは時の経過を表現する

23AW

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様々なメディアで取り上げられ、実際に私のブログでも

ご紹介した新鋭ドメスティクブランド【KYOU】

1stシーズンのご紹介はこちら↓

前回もかなり面白いコレクションでしたが、今回はさらにパワーアップ

これから勢いをつけるのにもってこいの、2ndシーズンなので是非最後までご覧ください!

この記事を書いた人

元セレクトショップ店員によるファッションブログ【リンログ】

年中ファッションの関する情報をリサーチし
ファッションに関する様々な情報を書いています。

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KYOU2ndシーズンのテーマ

今シーズンのテーマは

”FROM DAY TO NIGHT,NIGHT TO DAY”

ブランドのシンボルであるリバーフェニックスとガールフレンドが

デザイナー自身の目に焼き付いた

SUN-SET/RISEの情熱的で儚い時間

共に過ごす空想のストーリーをテーマにしました。

深い朝方。夜と翌日の境目。

朝日が差し込む、彼は誰時。

日の終わりを知らせる夕暮れ、黄昏時。

隠(夜)と陽(朝)が持つ相反する美しさ。


2ndシーズンのアイテムについて

1stシーズンでは、ブランドの基盤を作る意味でも

スタンダードなアイテムのみの展開でしたが

今回は、リバーフェニックス×ガールフレンドということで

ウィメンズのアイテムも登場しました。

テーマに沿った陰と陽、それぞれの持つ曖昧な境界線の表現に重きを置き

アブストラクトなモチーフによる、オリジナルのグラフィックプリント生地を作成しました。

前シーズン、デニムに施されたKYOUが得意とする特殊な刺繍

2ndシーズンではスウェットやカットソーも加えて展開されました。

今シーズンよりスタートするウィメンズアイテムは国内の特殊加工場と連携

オリジナルロゴをプリーツ生地に落とし込み、糸のグラデーションの変化や

反対色の素材との切り替えで朝と夜の境界線を表現しました。

メンズ、ウィメンズどちらもアイテムの表裏の垣根を表現する手法として

インサイドアウトの手法を散りばめ、

時の経過を表現するドラマティックなコレクションになりました。



オススメアイテム紹介

今回もルックカタログでかなり印象的だったアイテムが多かったので

一部ご紹介します!

KYOU OFFICIAL ONLINE STORE

コート

name:”PHOENIX”shaggy wool layered multi way coat

fabric: FACE:wool60%,polyester30%,others10%
OTHER FABRIC:nylon100%
LINING:polyester100%

color:black,beige

1stシーズンでも登場したKYOUのシグネチャーアイテムの一つである

ダブルスリーブコート“PHOENIX”です。

前作でも注目していましたが、FWではルックで見た時から注目せざるを得ないアイテムでした。

今シーズンは、メンズ、ユニセックスの2サイズ展開であり

身頃が取り外し可能なので更に着こなしの幅が広がりました

幅が広すぎて、秋冬のコートこれだけで良いかも…

上身頃を取り外すと今回のテーマに通ずる「インサイドアウト」の手法を取り入れた

表裏ひっくり返したデザインで配色を切り替えたようなコートとして着用可能になっています。

取り外した見頃だけでブルゾンのように使用できるのも魅力的です。

SSシーズンのような軽さを求めて作るのではなく、生地を厚くし、袖の設計を変更し調整することで

よりオーバーコート感を強調するサイジングになっています。

メインの生地はシャギーウール、切り替えはシワ感あるナイロンツイルを使用することで

2種類のコートを使用しているような感覚や、冬のコーデが重くならないような工夫もされています。

値段も10万円以下で購入でき、着こなしの幅が広いので、冬のコートに迷ったらまずはKYOUをチェックしてください!

ワンピース

name:”MARTHA” 80s tuck graphic dress

fabric:polyester100%

color:navy

シーズンを代表する“MARTHA”はシーズンビジュアルの

リバーフェニックスのガールフレンド(Martha Plimpton)をイメージして作られたワンピースは

KYOU初となるオリジナルグラフィックプリントテキスタイルを使用し、

”FROM DAY TO NIGHT, NIGHT TO DAY”を象徴する朝焼け/夕焼けから10枚のモチーフを

つなぎ合わせ作成したオリジナルグラフィックです。

生地は軽く、しなやかなドレープが出る中肉の北陸製の生地を

転写プリントで仕上げ、シャーリングゴムにより着脱も簡単です。

シルエットは80sのドレスワンピースをイメージ

前後にタックを施すことで着用時、生地が美しくしなやかになびくような設計がされています。

こちらのワンピースの柄は、今シーズンシャツやブルゾン、デニムにも

プリントされているのでメンズでも着用可能です。

ビジュアルが公開された時、このワンピースは人気が出ると確信したアイテムであり

KYOUのウィメンズスタートに相応しい1着だと思います。

派手な色ながら色のくすみ、配色が絶妙で全くいやらしくなく、どこか色気のあるアイテムなので是非女性にチェックして欲しいアイテムです!



まとめ

今回は23ssにスタートしたKYOUの23awについてご紹介しました!

全シーズンもデビューシーズンながらかなり完成度が高く

すでに国内での取り扱いも増え始め、各種メディアも取り上げるなど

注目度も高くなっているので、売り切れが出る前にチェックしましょう!

前回のブログでも書きましたが、しっかりと世界観を崩さず

今と過去(人,物)をうまく繋ぎ合わせるのが魅力的です。

コンセプト、テーマなどはどのブランドでもありますが

近年デビューしたブランドは逆にそれに囚われすぎて

変化がなく、窮屈なコレクションが多いと感じます。

SS,AWで雰囲気、世界観を貫きつつ

与える印象は、全く違うKYOUは今後絶対注目されるので

是非Instagram,HPをチェックしてください!

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