【KYOU 24SS】話題の新鋭ブランドが3シーズン目に見せるのは過去を振り返ることで見えたもの

24ss

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新鋭ブランドKYOUが24SSコレクションを発表しました。

23SSからスタートした新しいブランドで

毎シーズン、デザイナーが大きな影響を受けた

アメリカの俳優「リバーフェニックス」に基づいたアイテムが多く、発表されています。

そんなKYOUが24SSではどのようなコレクションに仕上げたのか、ご紹介します!

8月1日から展示会があるので気になる方は是非行ってみてください!

8/1(火)-8/6(日)
 〒150-0011
東京都渋谷区東1丁目25−5 フィルパーク渋谷東3F

8/7(月)-8/10(木)
 〒150-0011
渋谷区神宮前5-49-7 丸岡ビル4F 4A

KYOUは1stシーズンから紹介しているブランドなので気になる方は見てみてください↓



KYOU24ssのテーマ

24SSのテーマは

What I Imagined / What I Saw 

-想像していたもの/見たもの-

デザイナー自身がアメリカで生活する中で、それまで映画や写真を通して

想像していた理想のアメリカと

実際に見て感じたアメリカをリアルクローズで表現しているそうです。

若い時に思っていた事に対し、自分の現状、これからしていく事、すべき事に

合致している点、乖離している点がありますが

そのズレている点は意外と言語化がするのが難しく

想像だけだった”あの時の自分”実際に見て分かった”今の自分”

比較するためには自己内省をし、振り返ることも大事です。

今回シーズンコンセプトとしてフォーカスしたのが

滞在していたロサンゼルスからサンフランシスコへ向かう

ロードトリップの道中、見た景色、通った街を着想源としました。

写真や映画で見たどこまでも続く一本道と果てしない麦畑を

実際に見たときは胸が高鳴り、はっと息を呑んだそうです。

写真や映画でしか見てなかった、あの時の自分があるから

実際に見た時、今の自分の感動もあったのだと思います。

10年ほど前の事なので、当時の記憶が薄くなっているそうですが
(霞がかった記憶をルックやヴィジュアルの霧で表現した他、抽象的なグラフィックでも表現しています)

その特別な旅の時間を思い返し、思い出しながら洋服に落とし込んだそうです。


今シーズンの見どころ

今シーズンはロードトリップの道程でデザイナーの目に焼きついた情景を

特殊刺繍,オリジナルジャガード,プリントの3つ方法で表現しています。

また、国内の機屋で制作したオリジナルジャガード生地は

どこまでも続く麦畑の景色からインスピレーションを受けたそうです。

麦畑の麦はKYOUが得意とする刺繍で表現し、道程の途中に立ち寄る

ヨセミテ国立公園の高山植物をモチーフにしたカラフルな刺繍もあるそうです。

ブランド初となるエクスクルーシブとして

HARUTAと協業し、KYOUのアイコンでもあるフリンジ刺繍を施した

ローファーが登場します。(後ほど紹介します)

また、毎シーズンのKYOUのヴィジュアルを撮っているフォトグラファー刈馬健太氏との

コラボレーションアイテムとして刈馬氏が見たアメリカを切り取った一枚

Kenta KarimaコラボフォトTシャツとしてリリースするそうです。

個人的にKYOUのヴィジュアルの雰囲気が好きなので

狙ってみても良いかもしれません!


アイテム紹介

KYOUの24SSのアイテムもメンズレディースと多くの数があり

その中でも個人的に紹介したいアイテムを3つ紹介します!

ウエスタンシャツ

NAME:”MIRANDA” Plant Embroidered Homage Western Shirt
FABRIC:polyester100% [other fabric:cotton,polyester,cow leather]
PRICE:34,000
COLOR:orange,mint,black

映画「The Thing Called Love」にてヒロインを演じる

Smantha Mathis(サマンサ マシス)から名付けられた

“MIRANDA”は劇中に着用されたウエスタンシャツをベースに

ヨセミテ国立公園で見た高山植物の色鮮やかさを多色の刺繍で表現しました。

刺繍の図案は手書きのスケッチをベースに工場と試験を繰り返し作成したそうです。

生地には、麻のようなドライ感があり冷感接触UVカット機能がある

ポリエステルを使用し、透け感のあるシフォン生地も組み合わせています。

デニムブルゾン

NAME:”KAARA” Type 91-B Embroidered Blouson by 8oz Denim
FABRIC:cotton100%
PRICE:35,000
COLOR:sax,indigo

今は亡き、デザイナーの愛犬の名前で、亡き母がデニムジャケットを着て

散歩に連れ出してくれた記憶から名付けられた”KAARA”

KAARAは毎シーズン定番で出ていますが

今シーズンはデザイナー愛用のLEEの91-Bをベースにし

全シーズンと違う洗練されたデニムジャケットになりました。

袖には今シーズンを象徴する麦の刺繍

生地は80ozのシャンブレーデニムを使用し

春にピッタリの軽いデニムジャケットに仕上がりました。

同素材のパンツとの相性も抜群です!

HARUTAコラボ ローファー

NAME:”SKOOL” Embroidered Coin Loafers by HARUTA
FABRIC:Cow Leather
PRICE:31,000
SIZE:24~27cm

今シーズンから展開する

【KYOU’S MERCHANDISE GOODS】ラインに迎えた

KYOU初となるコラボアイテムは

「HARUTA」コラボのローファーです。

ベースは現在廃盤になっているTE906にタンクソールを掛け合わせたローファーです。

厚みのある牛天然皮革を使用し、内側には豚革を使用しているので吸湿性にも優れます

踵のメッセージは、リバーが残した言葉

”IN SIMPLICITY THERE IS TRUTH”
シンプルさの中に真実がある

が刺繍で施されています。

踵の刺繍は糸切れが起き、実現が難しかったが

伸縮性のある糸を使い、テストを重ねることで

完成した自信作です。

他にも

毎シーズン定番ででている刺繍の入ったデニムや

襟がレザーになっているスウェット、今回はカバーオールも登場し

23AWから登場したレディースアイテムでは今回も

淡く儚いKYOUらしいドレス、上品だけどデイリーに使いやすいアイテムが

多く登場しています。

サンフランシスコが舞台の映画「Dog fight」でリバー・フェニックス扮するバードレースが

着用するミリタリージャケットや「Little Nikita」でリバーが着用する

セレモニーブレザーなども登場します。

先程紹介したウエスタンシャツも含め、ブランドのミューズとなる

男女をオマージュするアイテムも継続して登場しています。


まとめ

今回はKYOUの24SSコレクションについてご紹介しました!

今回もしっかりとテーマに沿ったコレクションアイテムを発表し

ストーリー込みで面白いコレクションになったのではないでしょうか

想像していたものを実際に見た時の感動や衝撃をうまく落とし込み

過去を振り返り、思い出すことで新たなものを作っていく

ストーリーやアイテムに込められた想いを知れば知るほど

好きになるコレクションでした!

KYOUはしっかりとストーリー仕立てで

コレクションが進んでいくので、毎シーズン面白く

徐々に認知を伸ばしているブランドなので是非チェックしてみてください!

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